安曇野プランの本です!

 

・数がわからない子にどうアプローチする?

 

・生活の中で数や計算を使えるようにするには?

 

・障害のある子でも、楽しみながら考える力を鍛えられる教え方は?

 

「安曇野プラン」の概要の詰まった本です。主に「数に入るまで」から、演算の場面を見て解決できる力・演算決定できる力をつける方法について書いています。

 


「数に入るまで」講座がYoutubeで受講できます!

新しく「数値化」講座が始まります!


がじゅまる教室で楽しく算数

お客さんにお茶を「ぴったり」用意できたよ!

安曇野プランの算数教室

子どもの認識に寄り添って

 障がいのある子の世界のとらえ方(認識)は一人一人違います。

 子どもの間違いは、その子の認識の仕方をとらえるチャンスです。その子の今の認識の仕方をまずは探って、課題の提示の仕方・教材を工夫します。

「人類の歴史」をヒントに

 安曇野プランは「人類の歴史」をヒントに作られました。数がなかった時代は人々はどのように量を扱っていたのか?をプラン化しています。

 数がなかった時代から数の概念ができるまでの歴史を、ごっこ遊びの中で楽しみながらたどり、数の概念を受け入れる土台を作ります。


お人形にご飯をあげます

 数に入る前から、数の勉強、足し算、引き算、掛け算、割り算まで、「お人形にぴったりのご飯をあげる」という場面設定で行います。

 算数の勉強は、誰かの、何かの役に立つという実感をお子さんが持ちながら勉強することができ、自己肯定感が育ちます。



ガイダンス動画をアップしました

大阪のななつ星さんとコラボして、「数に入るまで」のオンライン講座を予定しています。

そのガイダンスを動画にしました。1~3まであります。



がじゅまる教室のブログ


「数値化」講座、始まります!
At-Kyotoさん主催の教え方講座の「数に入るまで」が終わって、12月から「数値化」の課程に入ります。(At-Kyotoの講座は、YouTubeでも受講できます) 「数に入るまで」講座は、量の概念を作って、タイルやキューブなどの量の象徴の意味が分かり、使えるようになるまでです。人類の歴史で言うと、直接物そのもので量を示していた時代から、骨や木切れに刻み目をつけたもの、縄の結び目、小石、指などで物の量をあらわしていた時代まで。実物とは似ても似つかぬ刻み目や指を、「量の代わり」とみなせるようになる
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連立方程式的な。
 久しぶりにがじゅまる教室に来たSさん。もう17歳ですって!素敵に成長しています。何をしようか迷ったのですが、今回は連立方程式的な課題をすることにしました。 課題のタイトルは、「おっちょこちょいのお店屋さん。」こんな感じです。↓ ねこちゃんのお店に、お客さんが来ました。客:「どら焼き一つください!」猫:「はっ!どら焼き、いくらだっけ…。値札ないわ!」客:「え~!いくらか、思い出してください!」猫:「困ったな…。そうだ!さっきお買い物に来たひつじさんと牛さんがいたな。」 牛:「私は、どら焼き1個と
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量としての数、順番としての数
 土曜日のがじゅまる教室でのMさんの実践から、ある発見!をした話です。  Mさんは、下図のように数タイルカードを横に並べて置くと、基準物(お客さん人形)と同じ量のカードを探し、その数字をメモ用紙にしっかり書くことができ、お店屋さんからそれだけの対応物(消しゴムおもちゃのご飯)を自分で持ってくることができるようになりました。 数が量を表す記号であることを理解し、それを道具として使いこなせています。 半面、まだ数字と量が完璧に結びついてはいないので、ある量がどの数字だったかはあいまいです。3までは思
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かけ算、奮闘中①
がじゅまる教室に通っているKさんは、ただいまかけ算の概念形成に取り組んでいます。かけ算の概念って、難しいんですよ。かけ算の概念を作る時に、子どもはこれまで築き上げた数の概念を一度壊さなくてはならないんです。例えば写真のように、4匹のコアラさんたちにハンバーガーを3こずつあげる時。かけ算的に考えるには、ハンバーガー3個を「1匹分」と見なすんですね。「3」なのに「1」?どういうこと?となるのです。これまで一生懸命作ってきた分離量の概念と違うことをしなくてはならない。 小学校で割合を勉強する時に、たく
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昨日の講座
昨日はななつ星さんのオンライン講座でした。そこでの、ななつ星の高橋さんとの話がとてもいい話だったので、備忘録的に。 安曇野プランのやり方のいいところは、今の子どもの認識に教え手が近づこうとするところです。「○○させたい!」とか、「こうなってほしい」といったゴールを教え手が描いてそれに子どもを近づかせるのではなく、子どもの姿を見て、その子からみた世界はどうなっているのか考えること。私たちから見たら「なんでそうなるの?!」と感じる行動の裏にはどんな認識があるのか、教え手のほうが近づいて理解すること。
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京都で「数に入るまで」の講座が始まります!
At-Kyotoさん主催の「数に入るまで」の講座が10月から始まります。それに先立って、9月10日(金)にガイダンス講座を開催します。 ガイダンスでは、量の概念づくりのために必要なことや、本講座で学んでいくことの概要をお伝えします。言葉もまだ出ない子が、楽しみながら試行錯誤して学ぶ姿が見られる安曇野プラン。ぜひ学んでみませんか? 受付用LINE公式アカウントはこちらからお願いします。
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「数に入るまで」ガイダンス動画
大阪のななつ星さんとコラボして、「数に入るまで」のオンライン講座を始めることになりました。ななつ星さんは、発達障害のお子さんを対象としたフォイヤーシュタインの塾です。料理教室など楽しそうなこともされていて、何よりも、子どもと親への目線があたたかい!私もよく励まされています。 これまでも、ななつ星さんとは共催で算数の教え方講座をしてきました。コロナ禍で、なかなか対面の講座が難しくなる中、何なら遠方からの参加もできるし、オンライン講座をしてみよう!という話になりました。 「数に入るまで」は、「安曇野
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安曇野プランの本ができました!
タイトルは「発達障害の子のための」となっておりますが、発達障害のお子さんだけでなく、むしろ知的障害の子にぴったりの算数の教え方の本です。 安曇野プランの最も安曇野プランらしい部分、子どもに「お客さんにぴったりのご飯」を用意してもらう方法で、量の概念の獲得から四則演算の概念づくりまでを載せました。 ページの都合上、「数の獲得」や「計算練習」の部分は大幅にカットせざるを得ませんでしたが…。安曇野プランの全体像・大枠がわかる本に仕上がりました。 主な章立てををちょっと紹介すると、 【第1章】数の理解に
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